3月11日 金曜日
(「単なる水」こそ、永遠なるサプリ)・・・・同期入社の集まり
昭和41年(1966年)4月、勝俣部長は社会人の一歩を踏み出した。
入社した会社は、ちょっと変わったと言うか、誰も気が付かない職種で、容器の・・・・当時はガラスビンが主流・・・・フタ(蓋、栓、キャップ、王冠)の製造販売の専門会社である。
ちょうどコカ・コーラが、日本に入って来た頃である。
夏ともなればフタが間に合わない、・・・・そんな局面に度々見舞われた。
勿論今でも、キャップ業界としては世界的な規模で、燦然と存在している。
以来45年、およそ半世紀が経つ。
22・3才の紅顔可憐(こうがんかれん)な美少年達は、もう少しすると古稀(こき)を迎える(迎えた同期もいる)。
・・・・と、言う事で、同期入社のオッサン達よ、「たまには合おうぜ」、となった次第である。
ただこの種の集まりは、その日は都合がいいだの、悪いだの、案外まとまらず、・・・・幹事役が面倒である。
そこで一発必中を期して、以下のルールを決めた。
案外いい方式だから、お勧めしたい。
・先ずコアになる人を何人かで決める(我々の場合は3人)
・この3名は間違いなく出席する・・・・この3名の都合のいいを開催日と決める
・会場はなるべく大勢収容できるところを選んでおけば、予約の必要はない
(そんな場所が結構有る)
・そうしておくと、何人集まろうが気にする事は無い
・場合によったら3名だけで開けばいいだけの事である・・・・こんな気分でいればいい
実際、昨年の秋に第一回の集まりを実施したが、7人も集まって大盛況。
近々2回目を実施するが、既に大阪から一人すっ飛んで来ると言う。
年とともに集まりの結束は、固くなるかも知れない。
つまりは、次第に何処からも声の掛らぬ人生となるからだ。
口には出さぬが、それぞれに紆余曲折の人生であったろう。
半世紀前を振り返り、無心に集まれるのは素晴らしい。
もっとも、これとて次第に、一人欠け二人欠け出す筈だ。
だから、精一杯深呼吸をしようぜ。
「単なる水」が、これからの人生の決め手となると、・・・・本気でそう思う。
つづく。